一恵と禰豆子のその日暮らしのブログ

愛猫と引きこもりの生活、山あり谷あり時々沼あり😊悲喜こもごもの毎日をブログへのせて。。

ドライフラワー


優里 - ドライフラワー / THE FIRST TAKE
気分を害されると思われるので、どうかスルーしてください。


『ドライフラワー』を聴いて私の大罪の不倫のことを、
思い出さずにいられませんでした。
私達は毎日別れ話をしていたし、
3年の間に何度も別れました。
彼は当時29歳で、奥さんや家族にとても愛されていた人でした。
彼は(多分)統合失調症で、家庭と私の板挟みになり、
辛さで自虐行為を繰り返す人でした。
彼の中での家族とは、私の理想のような良き父親で夫でした。
私はそんな大事にされている、
奥さんとお子さんが羨ましくて羨ましくて、嫉んでいました。
でもその反面、私じゃなくて奥さんのもとに帰ったら彼は、
こんなにも彼自身を追い詰めることはしなかったと思っていました。
そんな気持ちが振り子のように、
毎日揺れ続けていました。
でも、毎日職場で顔を合わせていると、
頭では理性が働くのに、感情がコントロールできませんでした。
本来なら私は、彼の奥さんに訴えられても、
当たり前の人間です。
それを彼が、必死に止めていたのだと思いました。
と同時に、離れようとする奥さんと子供達を、
引き止め続けていることもよくわかりました。
私達はずっと3年間彷徨い続けていたような気がします。
でも確実なのは、私は奥さんと子供達を苦しめ続けていた事。
彼が出かけようとすると、奥さんが背中に包丁を突き付けてきて、
必死に止めようとしたことも。
彼の親や奥さんの家族に、彼が殴られたことも。
熱が出ている子供を置いて、
会いに来てくれたことも。
それでも彼が本当に純粋に、私のことを思ってくれていた事も。


『家族の元に戻りな』と彼に言うと、
『俺のことを何もわかっていない』と彼は自分の顔を殴り続けます。
顔じゅうから血が流れても、
まだ殴り続けます。
必死で止めないと、このままでは彼が死んでしまうのではないかと、
何度も思いました。
私の車には、彼の血の匂いが、
しばらく漂い続けました。
その顔で仕事に来るので、
彼の『階段から落ちた』と言ういい訳も、
上司も聞き入れなくなりました。
ある時、私の前で一人のパートさんが、
『〇〇さん普通の顔の傷じゃないわよ!ちゃんと話聞いた方がいいんじゃないの?きっと
精神的におかしいから』彼の直属の上司に訴えていました。
その上司は『わかったわかった』と話半分にあしらっていました。
その時、その上司も彼に精神疾患がある事を、
察しているのだと思いました。
彼は口癖のように『自分がおかしいのはわかるから、その部分を見せなきゃ誰にも気づかれない』と言っていました。
でも最後の方は、傍から見て誰もがわかるレベルで、
顔が腫れていたし、拳にも包帯をして様子が普通ではありませんでした。
元々彼はおしゃれでピアスを開けていたり、髪型も整えていて、
職場の私と同年代のおばさんには人気がありました。
それが『〇〇さんなんか最近賞味期限がキレちゃって残念君だね』と言われるように
なっていました。


そして彼の奥さんの方から、離婚話をされたと聞きました。
その時私も家庭を捨てようと、思うようになっていました。
でもふと次男と三男とレンタルビデオ店に行った時、
お金のことを何も考えずに無邪気に、選んでいる後ろ姿を見た瞬間、
『この子達は私がいなきゃダメなのだ』と頭の中を占領しました。
そしてこの3年間母親をしてあげれなかった、懺悔の気持ちが込み上げてきました。
その後私の携帯に知らない番号で『話したいから電話してね~』と酔っぱらった女性の声が
留守電に録音されていました。
それが彼の奥さんであると、気づいたのは数日後でした。
私は彼の奥さんに、背負いきれな程の罪を犯したのだと、強く思いました。
彼とはたくさん話して、奥さんが出した条件を聞き、
お互い職場を離れることにしました。
そして私は携番も替えました。
二度と連絡取り合わない為に。

山崎まさよし / One more time,One more chance
彼が最後に私に『俺の今までの気持ちの曲だから』と”山崎まさよし / One more time,One more chance”を録音してくれました。
しばくは喪失感から、私自身も正気を失っていました。
色褪せた思い出に変わるまで、たくさんの時間を要しました。
彼に似た人が幼い女の子と一緒にるのを見かけたら、
ずっと追いかけているし。
別れる時、彼の奥さんがすべてを捨てたいからと、
そこから引っ越す事も聞いていたのに、
彼の住んでいたアパートまで行った事もありました。
でも違う名前の表札を見て、我に返りました。


いっぱい悩んで、たくさんの人を傷つけてきました。
こんな経験は二度としたくありません。
一生悔い続けることになります。
私を見ればわかると思います。
罪を犯したら、必ず罰は返ってきます。
法に裁かれていなくても。
だからあの時、私の退職に貰った寄せ書きは捨てました。
思い出や罪は消えないけど、
せめて物は捨てていこうと思います。


気分を害される内容で申し訳ありません。
こんな私を、どうか心の奥底から軽蔑して下さい。

皆さまにとってより良い一日でありますように🙏